読売ジャイアンツ 坂本勇人 バッティング覚醒の秘密とは?

この選手ほど、頼りになる2番バッターがいるだろうか?
この選手より内角を綺麗に打てるバッターがいるだろうか?
そう、読売ジャイアンツの坂本勇人選手である。
2019シーズンは、開幕から2019.5.14の阪神戦まで連続出塁記録36試合を記録した。
これは、後ろに丸選手が控えている事で、ピッチャーが坂本選手と勝負せざるを得ない状況も関係している。
ご存じの通り、いままでも素晴らしい選手だったことは間違いない。
それは2016年にセリーグで初めて、遊撃手が首位打者を獲得した事からも明らかである。
だが、2019年シーズンは今まで以上の活躍をみせている。
その要因は
- 足を上げなくなった事
- 笑顔が少なくなった事
- ベンチでの丸選手との会話
以上の3点にある。
ここでは、それをまとめてみた。
坂本勇人 バッティングフォーム
2019の坂本選手の大きな変化は、バッティングの時に大きく上げていた足を、あまり上げなくなった事である。
だがバッティングフォームを変更しても、しっかりと強いスイングが出来ている。
その証拠に、セリーグのホームラン数でも一位(2019.8.11時点)の成績だ。
坂本選手のホームランにはある特徴がある。
それは打球が他の打者よりも伸びる事だ。
一見、外野フライに見えるようなあたりでもホームランになってしまう。
これは、ボールをしっかりと押し込めているからだろう。
イチロー選手や大谷選手も、メジャーに渡ってからは足をあまり上げないフォームに変えている。
これは、メジャーの【動く球】に対応する為だと言われている。
もちろん、日本のプロ野球でも【確実性】が増すことは間違いないだろう。
5年ぶりリーグ制覇達成、復帰1年目Vで涙の原監督一問一答「非常に新鮮」、「(坂本勇は)ぶっちぎりのMVP」 https://t.co/Rbz1pMXLh4 #巨人 #ジャイアンツ #giants pic.twitter.com/oD71MWdim9
— スポーツ報知 巨人取材班 (@hochi_giants) September 21, 2019
坂本勇人の笑顔
巨人という球界を代表するチームにあって、坂本選手は19歳からレギュラーを守ってきた。
これは、とんでもない事だ。
だが、坂本選手には少し気になる部分があった。
それは、三振をしたり、守備でエラーをした時に、笑顔を出してしまう事だ。
もちろん、悪い事と断言は出来ない。
だが、ファンとしては「物足りない部分」があった人も多いだろう。
2019シーズンの坂本選手からは、その笑顔が少なくなった。
笑顔は消え貫禄さえ感じられる。
そして、今まで以上に、ここ一番と言う場面で結果を残してくれるのだ。
⇒斎藤雅樹 ジャイアンツの大エース そのピッチングの凄さとは?
ベンチでの丸選手との会話
明るい表情の巨人坂本勇人選手
ジャイアンツファンと開幕を喜び合える日が来ることを信じて調整します pic.twitter.com/EbrLLveDgN— スポーツ報知 巨人取材班 (@hochi_giants) March 19, 2020
2018年オフシーズンに巨人に広島から丸選手がFAで移籍になった。
丸選手と言えば、2017.2018シーズンと連続してMVPを獲得した超大物である。
だが、いかに良い選手だろうと、巨人に移籍してくると力を発揮できない場合がある。
それは、世間からの注目度や、他球団からのマークが全く違うからだ。
だから、巨人の独特の環境に慣れる事が、移籍していた選手にとっては大事なのだ。
2019シーズンでは、ベンチで坂本選手と、丸選手が会話しているのを目にする。
コミュニケーションが上手くとれている。
坂本選手の後ろを打つ、丸選手にとっても情報交換できる事は、とても頼りになるだろう。
また対戦するチームから見ても後ろに丸選手がいると、坂本選手と勝負せざるを得なくなる。
坂本選手にとってバッティングのリズムを作りやすい状態になったのだ。
坂本・丸と続く打線には、そういった効果も生み出している。
⇒巨人 山下航汰選手!【育成出身の男】活躍出来る3つの理由とは?
坂本勇人、覚醒のまとめ
2019シーズンの坂本選手は打撃面、守備面いずれも全くスキがない。
バッティングフォームも、今まで以上の確実性が感じられる。
こうなってくると、巨人ファンとしてタイトルを期待してしまう。
- 打率・・・・.310 4位 トップと .23差
- ホームラン・32本 1位 2位と2本差
- 打点・・・・80打点 2位 トップと3点差
*全て8/18試合終了の記録
この様に3部門で上位につけている。
三冠王も夢ではない数字だったのである。
三冠王は2004年の松中信彦(ダイエー)以来、達成した人はいない。
巨人では、1974年の王貞治選手が最後だ。
守備の負担が大きいショートでの三冠王となれば、史上初である。
坂本勇人であれば、その快挙も不可能ではない様に思える。
✔最後まで読んでいただき、心より感謝いたします。
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