【少年野球ピッチャー】バッターに打たれないピッチングとは?

少年野球に入団し、ピッチャーとして頑張っている人も多いと思う。
「なぜ、打たれてしまうのか?」この様に悩んでいる人も多いはずだ。
野球では【ピッチャー】というのは、とても重要で特殊なポジションである。
それは野球という団体競技において、一人だけ個人競技の様な要素があるからだ。
なぜなら、唯一「勝ち投手」「負け投手」という表現があるからである。
僕の息子は、少年野球に入団し、5年生でピッチャーになることが出来た。
僕も野球の経験はあるが、少年野球のピッチャーについては知識がなかった。
だから、本を買い集め勉強したものだ。
そして、自分なりに息子にピッチャーの指導を行った。
最初は、打ち込まれてばかりだったが、監督の指導もあり打たれる事も少なくなった。
少年野球のピッチャーにとって大事なのは速い球ではない。
それは、
- スピードが異なる3種類のストレート
- ピンチに動じない精神力
- 仲間を信じる気持ち
以上の3点だ。
この3つを身に付ける事が出来れば、簡単にバッターに打たれる事はなくなるだろう。
ここでは、この3点について具体的にまとめてみた。
3種類の球速のボールをマスターしよう
少年野球では、変化球は禁止となっている。(硬式を除く)
その為、少年野球のピッチャーが投げるボールは全てストレートだ。
だから、多少速いボールを投げても、打たれてしまう場合がある。
それは、球種が1種類だとバッターがタイミングをとりやすいからだ。
だから、球速の違うストレートをマスターする事が大切になってくる。
スピード差があるストレートを使ってバッターを抑えるのだ。
3種類のストレートを習得しよう。
もちろん、簡単にはマスターできない。
だがマスターすると、大きな武器になる。
なぜならスピード差があるストレートを習得できれば、それは変化球をひとつ覚えたのと同じ効果があるからだ。
まずは、力を出来る限り抜いたスローボールをマスターしよう。
スピードは、遅ければ遅いほど効果的である。
しっかりとストライクを取れるように練習を重ねよう。
また、スローボールを投げる時に気を付けなければならないのが、ピッチングフォームである。
スローボールを投じる時に、ピッチングフォームまでスローにならないように注意しよう。
なぜなら、バッターにバレてしまってはスローボールの効果はなくなるからだ。
逆に、タイミングを合わされ痛打されてしまうだろう。
ピッチングフォームは、誰かにチェックしてもらうのが一番良いが、一人で練習する時は鏡を使って練習しよう。
スローボールがマスター出来たら、次は5割の力で投げる練習をしよう。
これも、スローボールと同じく、ピッチングフォームに気を付けるのが一番大事だ。
スローボール、5割の力のボールのいずれも低めにコントロール出来る様に練習しよう。
少年野球のピッチャーは、低めに投げる事が基本である。
球速の違う3種類のボールをコントロール出来る様になれば、バッターは簡単に打たれる事はないだろう。

NibbleNutz / Pixabay
ピンチに動じない精神力
ピッチャーというのは精神力も必要なポジションだ。
少年野球では、ピンチになるとピッチャーがストライクを取ることが出来なくなる事がある。
だから、ピンチになっても動じない精神力がとても大事だ。
ピンチでも思い切り腕を振ってピッチングできる精神力を身に付けよう。
精神力は、日々の練習で鍛えていくしかない。
その精神力を鍛えるには、練習を積み自信を付ける事だ。
「あれだけ練習したのだから打たれたら仕方がない」と思えるまで練習するしかないのだ。
それが、バッターに打たれないピッチャーになる為に大事な事だ。
ピッチャーは仲間を信じよう
少年野球で、ピッチャーを任されたら、仲間を信じる気持ちを強く持つようにしよう。
少年野球では、技術が未熟なため、エラーで試合が決まってしまう事も多い。
ピッチャーを任されていて、周りのエラーで負けた場合、仲間を責めたい気持ちも生まれると思う。
その後の試合で同じ様な場面になったら、「三振に取るしかない」と考えてしまうかもしれない。
だが、それでは良いピッチングをする事が出来ない。
なぜなら、無理に三振を狙うと力みが入り良いピッチングが出来ないからだ。
守っている仲間は、エラーばかりではなく、ファインプレイで助けられる事もあるだろう。
だから、ピンチの時こそ仲間を信じて、バッターに向かっていこう。
ピッチャーの気持ちは周りの野手にも伝わるものだ。
バッターに打たれない為には、「仲間を信じる気持ち」がとても大事なのである。
⇒【少年野球】サードを守る為に必要な能力・3つの練習方法とは?
バッターに打たれないピッチング・まとめ
少年野球でバッターに打たれない為には
- 3種類のスピードボール
- ピンチに動じない精神力
- 仲間を信じよう
以上の3点をマスターしよう。
野球というスポーツにおいてピッチャーは特別なポジションだ。
極端に言えば、良いピッチャーがいるチームはある程度勝ち進むことが出来る。
だから、ピッチャーは責任重大なのだ。
一人で嫌な思いをする事もある。
だが、その分得る事も多い。
誰にも負けないスピードボールを投げる事は、ピッチャーであれば憧れる事だろう。
だが、その点だけにこだわらず、ここで書いた事をマスターしてほしい。
それが、少年野球でバッターに打たれない為の近道である。
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