平野歩夢 二刀流の挑戦 2020東京オリンピック メダル獲得なるか?

二刀流と聞いて何を連想するだろう?
おそらく、多くの人がメジャーリーガーの大谷翔平選手を思い浮かべるだろう。
だが、2020年東京オリンピックに大谷選手に勝るとも劣らない挑戦をしようとしている選手がいる。
そう、平野歩夢選手である。
ご存じの通り、リオデジャネイロ五輪のスノーボード、ハーフパイプで銀メダルを獲得している。
その平野選手が、今度はスケートボードで東京オリンピックの出場を狙っているのだ。
確かに、スノーボードとスケートボードは見かけは似ているが、簡単なハズはない。
まず、スノーボードは足がボードと固定されているが、スケートボードは固定されていない。
だから、エアー(ジャンプ)の感覚も全く変わってくるという。
だが、日本代表の座をつかむ事が出来れば、メダル獲得も夢ではないだろう。
なぜなら、その技術はもとより、平野選手はオリンピックという大舞台を経験しているからだ。
その経験は大きな力になるに違いない。
そして、2020東京オリンピックでメダルを手にすることが出来れば、日本国民に【二刀流】として認知されるはずだ。
ここでは平野歩夢選手の2020東京オリンピックのメダル獲得の可能性についてまとめてみた。
平野歩夢の日本代表への道
平野歩夢が挑戦するのは、スケートボード、パーク競技である。
いずれの競技も2020年東京オリンピックで初めて正式種目として追加される。
スケートボードにはパークとストリートの2種類の競技がある。
このパーク男女、ストリート男女の4種目で各20人がオリンピックに出場できる。
今夏の世界選手権の上位3人、今年の5月31日までの選考対象5大会の世界ランキング上位16人(世界選手権上位3人を除く)が出場資格を得る。
日本は全4種目に、1人ずつ開催国枠が与えられており、最大で3選手が出場できる。
3月の日本オープンと5月の日本選手権の合計で決まる強化候補選手に入れば、世界選手権などの参加できる流れとなっている。
平野選手は、2019.3に行われた日本オープンで3位。
2019.5に行われた日本選手権で優勝し強化選手に決定した。
2020東京オリンピック出場の道が近づいてきている。
スケートボード世界の強豪
平野選手が東京オリンピックでライバルとなる相手を紹介する。
Pedro Barros (BRA) ペドロ・バロス
ブラジル最強の男。すべてのセクションを野獣のような勢いで攻略する。
Alex Sorgente(USA)
2018にアメリカ・メネアポリスで行われた “X-GAMES / MINNEAPOLIS 2018″で優勝した実力者。
Keegan Palmer (AUS)
2017年のBowl-A-Ramaのジュニア部門で優勝、同年 X Games で2位。
4歳からスケートボードを始め、2015年には11歳にしてオーストラリアのベストアンダー18に選ばれている。
⇒【バドミントン 桃田選手】世界ランキング1位より価値のある人間性とは?
平野歩夢の得意技
平野選手が得意としているのは、空中で1回転半の「バックサイドファイブフォーティー」
空中に飛び上がってから板を蹴って縦軸に回転させ、左手でつかんでから着地する「キックフリップ・インディーグラブ」
現在のところ、この2つの大技を披露している。(2019.5)
ただ、平野選手の一番の武器は高いエアーにある。
東京オリンピック出場を果たせば、本番でも更なる大技が期待できる。
⇒【オリンピック サッカー日本代表】 オーバーエイジ枠の選出と歴史
二刀流挑戦のまとめ
平野選手がスケートボードに挑戦する時、周りからは揶揄する声があったという。
それも無理はないだろう。
なぜなら、本気で挑戦すると思わないからだ。
だが、彼は本気なのだ。
それは、平野選手が「スノーボードで積み上げたものを無くしてしまうかもしれない」と言っている事からもわかる。
つまり、スケートボードの練習をする事により、スノーボードで得た感覚を失くしてしまう可能性があると言う事だ。
それでも、スノーボードでの成功に満足せず、次の一歩を踏み出しているのだ。
その高い志が2020東京オリンピックでのメダル獲得を可能にするだろう。
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