【落合博満の凄さ!】なぜ三冠王を3度も獲得できたのか?

三冠王・・・プロ野球ファンであれば、この選手をイメージするのではないだろうか?
そう、落合博満さんだ。
落合選手は、長いプロ野球の歴史中で、三冠王を3度も獲得した唯一の選手だ。
ちなみに平成では2004年の松中信彦選手ただ一人となっている。
プロ野球で使用されるボールが変わり、バットの性質が変わっても、三冠王の難しさは変わらないだろう。
さらに凄いのは、内野安打を打つのに不利な右打者であり、足も決して速くなかったのだ。
足で稼ぐヒットがほぼ無かったと言う事になる。
つまり、ボールをミートする技術が並外れていたのだ。
落合選手は努力の末、誰の真似でもない、【神主打法】を編み出した。
その自己流を貫く姿勢は【オレ流】といわれている。
では、なぜ落合選手が三冠王を達成することが出来たのか、まとめてみた。
神主打法による広角打法
落合が三冠王を取る事が出来た要因のひとつとして、広角に打球を打つことが出来たことが挙げられる。
特に、アウトコースのボールを、ライト方向にホームランを打てたのは大きな要因だろう。
また、インコースは腕をたたんで、レフトスタンドに放り込んでしまうのだ。
さらに、落合は
ヒットならいつでも打てる
という言葉を残している。
つまり、ボールをミートするだけなら、容易い作業だったわけだ。
四番を任されていた、落合さんは、ホームランも必要だと考えていたのだ。
これが、落合の凄さの一つである。
⇒斎藤雅樹 ジャイアンツのミスター完投! そのピッチングの凄さとは?
信じて投げて打たれるのはいい。
信じて投げて打たれたのなら、
それは結果。
一番いけないのは、
やる前から打たれたらどうしようと
考えること。
≪落合博満≫ pic.twitter.com/4TyCzqPfuv
— 辛い時に読みたい名言 (@yomitai_mei) September 21, 2019
天才でも努力
落合は
素振りを1本でも多くしたものが勝つ
と述べている。
三冠王を3度も獲得した天才バッターをしてこの言葉だ。
プロの選手であろうと練習が必要だと言う事を述べている。
また、引退後に監督に就任した際に、選手たちの動きを見て、
こいつら練習してないな
と言っている。
落合が現役時代、どの程度練習したかは定かではない。
だが、練習量もタイトルを取れるほどこなしていたのだろう。
三冠王を取れる頭脳
落合が三冠王を三度も獲る事が出来た理由。
そのひとつに、頭脳が挙げられるだろう。
なぜなら、落合ほどのバッターであれば、相手チームのバッテリーは警戒するものだ。
そのなかで結果を残していくためには、相手との駆け引きも必要になってくるからだ。
落合は引退後、2004年から2011年までの8年間中日ドラゴンズの監督を務めている。
驚くべきことに、その8年の間全てAクラスという成績を残しているのだ。
さらにリーグ優勝も4回果たしている。
その独特な采配は【オレ流】という言葉を生み出した。
【名選手は名監督にはならない】という言葉があるが、落合に関しては全く当てはまらないのだ。
落合には、落合の【野球観】が備わっているのだ。
そして、結果を残すことが出来たのは、落合の頭脳が優れていたからだろう。
⇒西武ライオンズ 山川穂高 ホームラン製造機 バッティングの秘密に迫る
三冠王のまとめ
落合選手が三冠王を3度も獲得できたのは、
- 広角打法
- 努力
- 頭脳
以上の3点があったからである。
プロ野球には毎年の様に、才能あふれたスター選手が現れる。
だが、三冠王を三度も達成する選手が現れるだろうか?
プロ野球の歴史から見て、かなり難しいと言わざるを得ない。
それは、メジャーリーグで活躍するよりも価値のある事だろう。
最後まで読んでいただき、心より感謝いたします。
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