会社のカギを握る【キープレイヤー】とはどんな人物か?

あなたの勤めている会社にもキープレーヤーはいませんか?
役職に関わらず、【会社を陰で動かしている】存在が、いると思う。
その人物こそが、キープレイヤーである。
その人物はその人望によって、会社の部署間の垣根をこえ、信頼される人物だ。
そして、キープレイヤーは、課長、係長よりも実は重要な働きをしている。
キープレイヤーとは、一体どんな人物像なのか?
過去の経験をもとに、まとめてみた。
キープレーヤーは喫煙所で相談される
キープレイヤーは、喫煙室で相談される事が多い。
喫煙タイムは、喫煙をしない人から、「休憩に当たらないのか」などと最近は批判されている。
僕も喫煙をするが、もし喫煙をしなければ同様の意見になるだろう。
だが、実際は喫煙室で、会議よりも実りのある話し合いが度々行われているのだ。
皆が本音で話し合っていたりする。
だから、その場での話が、問題を解決する上で有意義な時間となる。
特に、キープレイヤーには、他では出来ない話が持ち込まれる。
そして、その相談は他に漏れる事は無い。
【口がかたい】
それが、キープレイヤーが信頼される大事な要素だ。
だから、相談する方も自分にとってマイナスになる事も、隠さず話すことが出来る。
なぜキープレーヤーに情報が集まるのか
なぜ、キープレイヤーに情報が集まるのか?
それは、一番信頼があるからだ。
サッカーの日本代表岡田監督が、記者からの「なぜ、中田選手を中心にチームを作るのですか?」という質問を受けた事がある、
その時の答えが、
「中田選手を中心にチームを作った訳ではありません、周りが自然にパスをまわすのです。」
この言葉は会社においても同じだと思う。
つまり、自然とチームの中心になるのは、一番信頼のある選手になると言う事だ。
それはパスを出す選手が、自分のパスを無駄にしてほしくないという気持ちの表れでもある。
キープレイヤーが評価されない企業
企業によっては、キープレイヤーであるにも関わらず役職が低い場合もある。
これは、本当に残念なことだ。
もちろん、正しく評価する社内の仕組みが出来ていないからである。
それとは反対に
- 上司にアピールする事が上手い人
- 雑用は全て他人に振る人
- 口先だけの人
こういった人がキープレイヤーより評価が高くなる場合があるからだ。
従業員を正しく評価するとのは、とても難しいと事だと思う。
だが、【キープレーヤー】だけは、評価する仕組みを作るべきだ。
なぜなら、その会社に対する貢献度は上司が感じているよりも、はるかに高いものだからである。
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キープレーヤーがいるからこそ
現在(2019.3)は、大学を卒業し、3年程度で離職する社員も増えている。
そして、新卒に限った訳ではなく、社員の定着率が悪いと会社にとって大きなマイナス要因になる。
これは、社長などの上層部も、理解している事だろう。
だが、上層部が考えているよりも、定着率が低いのは会社の成長にとって致命的である。
なぜなら個人の能力に関係なく、その会社の社風に慣れるまでは時間が必要だからだ。
僕自身、5回ほど、転職を経験したが、驚くほどその会社によって「常識」が違う。
そして、その常識に慣れてからでないと、自分の力は発揮する事は難しい。
だから、社員が会社に慣れたころに退職すると言う事は、重大な損失を生んでいるのだ。
そして離職率を下げているのは、上司ではなく、キープレイヤーである場合が多い。
誰でも一度は、会社を辞めたいと思った事があるはずだ。
それを行動に移すかどうかの違いは「相談できる人がいるかどうか」による所が大きい。
上司がキープレーヤーであれば最高だろう。
だが、そうでない場合はどうなるか・・・・・・
その相談できる相手は、部署は関係なく人望のあるキープレイヤーである場合が多い。
そして、キープレーヤーに相談する事で、もう一度頑張る決意をするケースもあるのだ。
そういうキープレイヤーに、僕はいつかなりたいと思っている。