巨人 元木ヘッドコーチ 非凡な野球センスと意外な3つの顔とは?

「くせ者」プロ野球ファンなら誰の事を指しているか分かるはずだ。
そう、2019シーズンに巨人軍打撃コーチに就任した元木大介である。
元木コーチは、その手腕が評価され2020年シーズンは、ヘッドコーチに就任した。
くせ者とは、元木大介さんが現役時代に、そのプレーぶりから長嶋監督が付けたものだ。
そのあだ名は非凡な野球センスを表したものだ。
元木選手は、甘いマスクと天才的なバッティングで甲子園を湧かせたスター選手だった。
巨人に入団してからはチャンスに強いバッティングが持ち味だった。
また、時には「かくし球」でランナーをアウトにしてファンを驚かせた。
そんな元木さんは様々な経歴を持っている。
- 巨人打撃コーチ
- 少年野球の監督
- ラーメン屋の経営者
以上の3点である。
これらについて、具体的にまとめてみた。
打撃コーチとしての元木大介
元木コーチが就任して、2019春季キャンプはいつになく活気ずいたそうだ。
もちろん、元木コーチだけの影響だけではないだろう。
だが、率先して選手に声を出すように指示をしたのだ。
それは、少年野球でも声を出すことが基本だからだという。
その基本の部分を元木コーチは徹底したのである。
また、元木コーチは試合になると、3塁コーチャーに入っている。
3塁コーチャーはランナーに対し【ストップorゴー】の指示を行う。
元木コーチはこの判断が絶妙である。
「元木コーチよく回しました」というアナウンサーの声を何回聞いただろうか?
原監督も、試合後のインタビューで「元木コーチがよく回しましたね」とよく口にしている。
つまり、元木コーチを高く評価しているという事だ。
【ストップorゴー】の判断は、
- ランナーの足の速さ
- 打球の位置
- 野手の方の強さ
少なくても、これらを相対的に判断しなければならない。
もちろん、計算出来るものではない。
直観に頼るところがあるだろう。
そして、その直感こそ野球センスそのものだ。
イチローや松井にも負けない野球センスを持っているのが、元木大介という男なのである。
また、2人にはない明るさでベンチを盛り上げているのも、大きな魅力の一つだ。
その象徴的な場面が、7/5に行われたDeNA戦だった。
二塁から三塁に進塁する途中で、山口俊選手が転んでしまった場面だ。
幸いにも、アウトにはならなかった。
その時に、元木コーチはベンチに向かって「太っているから」というゼスチャーを送ったのだ。
プロ野球の試合では珍しく、観客から笑いがおこった。
この明るさこそ、元木コーチの持ち味の一つなのである。
⇒斎藤雅樹 ジャイアンツのミスター完投! そのピッチングの凄さとは?
全日本少年野球の監督
元木さんは、故、星野監督の依頼を受け、全日本の少年野球の監督を引き受けた事がある。
なぜ、星野監督は元木さんに依頼したのだろうか?
それは、元木さんの類まれな野球センスを見抜いていたからだろう。
元木さんが率いたチームは見事、世界一に輝いている。
注目すべきは、大会の中で全ての選手を起用したという点である。
これは、選手それぞれの力量、性格、調子を把握していないと難しい。
なぜなら、一人の交代のミスが勝敗を左右してしまうからである。
だが、元木監督は見事に選手を起用してみせた。
これは、選手の調子を見る力量が優れていたからである。
この点も、元木大介の非凡さのひとつだろう。
山口がこけた時の元木コーチのリアクション草 #giants #baystars pic.twitter.com/Gnl9lloxgJ
— 毎日やきう速報 (@dailybaseball01) July 5, 2019
元木ヘッドコーチのラーメン屋(とんねるずのネタに)
元木さんは【元福】というラーメン屋を経営していた。
タレント活動をしていた時に、【とんねるず】からいじられていた事で有名だ。
だが、ラーメン屋は失敗に終わってしまう。
なんでも【勝手にスープの味を変えられた事】が原因らしい。
もちろん、元木さんが元に戻すように指示したらしいのだが、上手くいかなかったようだ。
よくわからない理由だが、ラーメン屋さんには【福】は無かったと言う事だろう。
元木ヘッドコーチが「鬼指令」…宮崎組とG球場組入れ替え示唆 https://t.co/0HnYyihoRS #巨人 #ジャイアンツ #giants pic.twitter.com/yWw6ULKzut
— スポーツ報知 巨人取材班 (@hochi_giants) November 1, 2019
元木ヘッドコーチの評価・まとめ
元木コーチの野球センスは非凡である。
選手に伝える事が出来れば、チームの大きな力になるだろう。
なぜなら、野球が上手い事と選手を指導する能力とは別物だからだ。
だが、元木コーチはしっかりした指導力を兼ね備えている。
それは、少年野球の監督の実績が証明している。
その野球センスが、巨人の力ある若手に継承される時、チームはさらに強くなるだろう。
最後まで読んでいただき、心より感謝いたします。