【仕事】命を預かる?本当に大事な事とは・・・・

命を預かる仕事?
医療従事者である医師や看護師などは「命を預かる仕事」という表現を使う事がある。
僕は、以前病院に勤めていたことがあるが、よくこの言葉を耳にした。
そして、そのたびに、違和感を感じた。
なぜなら、その言葉の奥には「他の仕事とは違う」という意味が込められている気がしたからだ。
確かに、病院はなくてはならない場所だ。
だが、病院い通院や入院する事になった患者さんは、「命を預けている」と思っているのだろうか?
おそらく、そういう人は少ないと思う。
あえて言うならば、病気にかかっている時は人間は弱くなるものだ。
だから、優しく接してもらうと、普段より感謝するし、その反対もある。
「命」という言葉を使うの事は、おそらく違うだろう。
食べ物を扱っている仕事
飲食店などの食べ物を取り扱っている人の仕事は軽いのだろうか?
決してそんな事はないだろう。
なぜなら、基本的な衛生管理を怠ると、食中毒を起こしお客様に多大な迷惑をかけてしまう。
これも「出来て当然の事」ではないと思う。
また、飲食店がなくても自分で作れば困らないという人もいるが、それも本質を得ていない。
なぜなら、とてもショックなことがあった時に、立ち直るキッカケとなった、大切なお店や自分のご褒美に食べる、料理がないだろうか?
それは、少なからずその人を支えている。
以前テレビで予約待ちになるくらい人気のパン屋が紹介されていた。
そのパン屋のメニューは他の店と何ら変わりはない。
違いと言えば、店主が体が不自由な方だが、自分の作れる量を心を込めて作っているそうだ。
きっと、その心がパンを美味しくしているのではないだろうか?
僕の長男も障害があるので、この話にはとても感動した。
笑いを提供する仕事
お笑い芸人をはじめとする「笑い」を提供する仕事はどうだろう?
これは、決して誰もが出来るわけではなく、生まれ持ったセンスもあると思う。
「笑い」は健康な時には、それほど意識できないが、本当にかけがいのないものだと思う。
僕は昔「うつ病」を患った時、「笑う」事が出来なかった。
だが、徐々に回復していき、TVを見て笑えることが出来たときとても幸せを感じたのを覚えている。
仕事は何を扱っているかではなく、その仕事にどれだけ真摯に真剣に向かっているかが、とても大事だと思う。
そして何より、その仕事を選んだのは自分なのだから、その仕事に謙虚になるだ。
それが、あれば必ず誰かの役に立っていると思う。