【うつ病の再発】回復するのに必要な事 自らの経験より

「うつ病」はとても辛い病気だ。
今も「うつ病」に苦しんでいる人は何が一番辛いだろう?
おそらく、沢山の苦しみが洪水のように、襲ってくるのだと思う。
この文章がほんのわずかでも、その苦しみを和らげることが出来れば・・・・そう思っている。
僕は、これまで2度うつ病を経験してきた。
一度目は、薬を服用しすると数カ月で元の体調に戻り、普通の生活を送ることが出来た。
そして、約10年度に2度目のうつ病にかかってしまった。
二度目の時は、中々良くならず本当に苦しかった。
働けるようになるまでに、3年の月日が流れていた。
ここでは、うつ病の再発から回復するまでの実体験を基に、回復するでのポイントをまとめてみた。
再発した場合は回復に時間が必要だと考えよう。
うつ病になると何が一番つらいだろうか?
たくさんあるが、回復するのにどれ位時間が必要かわからないという点も大きな苦しみだろう。
もし、うつ病が原因で休職していた場合、会社から認められた期間内に回復するのが理想だ。
だが、うつ病に関する書籍にも書かれてあるが、人により、回復に必要な時間は様々だ。
殆どの人は、2~3カ月での回復はかなり難しいと思う。
また、休職期間中に回復する事を目標にすると、焦りが生まれ悪い影響が出てしまう。
だから、いい意味での「あきらめ」が大事だ。
「あきらめ」といっても回復するのを諦めるのではなく、最初からある程度回復には時間がかかると割り切ってしまうのだ。
結果的には、それが早くうつ病が回復する方法のひとつの方法である。
病気にかかっていると自覚しよう
うつ病になってしまった時に、周りの人が自分を理解してくれることは難しい。
それは、ある意味仕方のない事だと思う。
だが、自分も「怠けているだけではないか?」と考えてしまう人も多いと思う。
僕は、そうだった。
だが、今考えるとその考え方は絶対に間違えていると断言できる。
なぜなら、「怠けている」と「うつ病」とは明確な差があるからだ。
僕の場合は、仕事が全くできなくなり、家で休養している間ほとんどの時間をベットの上で過ごした。
そして、1日10時間以上寝る日が何か月か続いたかと思えば、その後寝れなくなる日が続いた。
こんな状態は通常では考えられないだろう。
自分を病気だと認めるのは苦しい。
そして、時間が必要だと認めるのも苦しい。
だけど、そうしてほしい。
それが、うつを早く克服する方法のひとつである。
仕事は辞めた方がいい
うつ病が再発した場合、回復に時間がかかる事を考え仕事は辞めた方がいいと思う。
「何て勝手な事を」そう思うかもしれない。
もちろん、収入が無くなれば生活に困る人も多いと思う。
僕もそうだった。
だが、借金をしてでも、体を休め、回復する事に専念するべきだと思う。
お金は回復さえ出来れば、返すことは出来ると思う。
だが、うつ病の病状が進み、絶望の毎日しか過ごせなくなれば、最悪の事態まで追い込まれる可能性もある。
「うつ病」を経験していない人は、そういう人を「弱い人」というのかもしれない。
だが、実際は「強い」「弱い」の問題では絶対にない。
だから、そうならない為に、長期入院のつもりで、休養する事が回復への第一歩だと感じる。
「うつ病」で苦しんでいる人へ
うつ病で苦しんでいる人の中には子供がいる人も多いと思います。
僕もそうでした。
子供がいると、「情けない姿を見せたくない」という感情も生まれるため、余計につらい部分もあると思います。
僕は、その気持ちから少し体調が良くなるとすぐに働きましたが、続けられず何回かそれを繰り返してさらに悪化しているさせてしまいました。
そして僕が回復できなかった3年間の間、一番つらかったのは子供たちの学校行事などに参加できない事でした。
今でもその時の事は後悔しています。
現代の医学では明確に「何カ月で回復する」という薬はないと思います。
ですが、精神的な病気であるがゆえに、精神を健康に過ごすことが早く回復させる最善の方法ではないでしょうか?
勿論、薬も医師の指示にしたがって絶対に服用するべきです。
一人でも多くの人が早く回復されることを心から祈っております。
また、この文章が誰かの力になれば幸いです・・・・・・