大船渡・佐々木朗希投手はロッテで成功できるか?令和の怪物と呼ばれて!

2019.10.17ドラフト会議で4球団競合の末、ロッテが大船渡高校、佐々木朗希投手と交渉権を手にした。
大船渡の佐々木朗希投手は、甲子園にこそ出場していないものの、163kmの高校新記録となるスピードボールを投げ注目を集めた。
甲子園出場のかかる花巻東との、県大会決勝では、監督の意向により登板しなかった件は賛否両論を集めた。
では、大船渡の佐々木朗希投手はロッテで成功出来るだろうか?
なぜなら素材が良くても育成が上手い球団と、そうでない球団があるからだ。
その点をまとめてみた。
佐々木朗希投手のプロフィール
2001年岩手県陸前高田市に生まれる。
小学校3年生の時に、野球を始める。
東日本大震災で父を亡くし、大船渡市に移住する。
佐々木投手は、東日本大震災の被災者だったのだ。
突然、父を亡くしどれ程の悲しみだっただろうか?
中学区性の時も大船渡市立中学校の軟式少年野球チームに入団する。
中学3年生の春に腰の疲労骨折をしてしまう。
その後は、リハビリに多くの時間を費やす事となる。
だが、秋に行われた県大会では見事優勝。
佐々木投手も、自己最速となる141kmをマークする。
中学生で140km以上のボールを投げる人は、ほとんどいない。
しかも、硬式よりもスピードが出ない軟式だからなおさらだ。
そして、当然の様に高校は大阪桐蔭などの強豪校から誘いがあったが、「中学校の仲間と甲子園を目指したい」と言う理由で大船渡高等学校に進学する。
なんと、格好いい中学生だろう。
たしかに甲子園に行くには、強豪校に進学した方がいい。
だが、高校野球にとって甲子園はほんの一部のはずだ。
そして、佐々木投手はメキメキと実力をつけ高校2年生の時には、150km以上のスピードボールを投げる様になる。
2019年に行われた高校日本代表の紅白戦で、高校新記録の163kmを記録するのである。
U18高校日本代表
明石商・水上桂佐々木朗希とともに取材を受け
「並ぶと小さいのがばれる」
と端正な顔で苦笑い😚https://t.co/ZXfCbDPFkb pic.twitter.com/nt7FmcpfCR— margaret (@margaret_024) August 24, 2019
ロッテの過去のドラフト1位選手
2009 | 萩野貴司 |
2010 | 伊志嶺翔太 |
2011 | 藤岡貴裕 |
2012 | 松永昴大 |
2013 | 石川歩 |
2014 | 中村奨吾 |
2015 |
平沢大河 |
2016 | 佐々木千隼 |
2017 | 安田尚憲 |
2018 | 藤原恭大 |
ロッテの過去10年間のドラフト1位指名選手で、目まぐるしい活躍を見せているのは、萩野貴司、松永昴大、石川歩、中村奨吾の4名である。
ただし2017年の安田尚憲選手と、2018年の藤原恭大選手は高卒の野手なので、活躍はこれからだろう。
これらを加味すると、ロッテの新人の育成は決して悪くない事が分かる。
だが、育成に長けているコーチでも、160kmを超えるストレートを投げる高校生は経験が無いだろう。
ファンとしては、1日でも早く一軍のマウンドで投げる姿を見たいが、大事に育ててほしい。
それが、甲子園のかかったマウンドを、回避させた事に意味を持たせるだろう。
佐々木朗希投手の魅力
佐々木朗希投手の最大の魅力は、その剛速球である。
プロに入りしっかり体を作れば、170kmも夢ではないだろう。
だが、佐々木投手にはもうひとつ大きな魅力がある。
それは、人間性である。
中学生の時に強豪校から誘われたにも関わらず、地元の高校に進学するのは中々出来る事ではない。
思わず応援したくなる選手だ。
【佐々木朗希投手】
本当におめでとう
🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉🎉
【千葉ロッテマリーンズのエースとして】
【日本のエースとして】千葉ロッテマリーンズファン全員で応援します
スタンドから大声援を送ります
優勝しましょう。
🙌🙌🙌🙌🙌🙌🙌🙌🙌🙌🙌㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️㊗️ pic.twitter.com/lvyC5j9Gkz— マリンの風~【積極果敢】〜徳を積み、コツコツ努力した者にチャンスは訪れる〜いつも笑顔感謝〜全員主役だ (@EI2Y8StnSEe0qBw) October 17, 2019
佐々木朗希投手のまとめ
佐々木朗希投手が入団するであろう千葉ロッテマリーンズは、新人の育成には申し分ない。
まずは、プロで1年間戦える体を作って欲しい。
そして、ストレートにさらに磨きをかけてほしい。
佐々木朗希投手であれば、問題ないだろう。
なぜなら、強豪校でなくても全国に名を轟かせるピッチャーになったのだから。
佐々木朗希投手の活躍に期待したい。