【仕事】尊敬される上司とは? 部下は悪い所を探す天才なのか・・・

毎日の仕事の頑張りが認められ、これから上司となる人も多いと思う。
上司になると言う事は同時に部下を持つと言う事だ。
上司になると、はじめは嬉しさが湧いてくるが、やがて部下との接し方に悩むことになる。
それは、部下のミスは、上司である、あなたの責任となるからだ。
平社員の時は、居酒屋で上司の愚痴を皆で言っていればストレス発散になったかもしれない。
だが、上司となった瞬間に、その立場が変わるのだ。
最初に伝えておきたいのが、どんな上司でも、必ず悪口は言われると言う事だ。
それは、部下は悪い所を探す天才であり、あなたもそうだったはずだ。
そして、僕もそうであった。
だから、それを気にしても仕方がない。
大事なのは、自分が理想とする上司像をしっかりと持つことだ。
それが出来れば、自分が目指す、尊敬される上司に近づくことが出来る。
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部下を守る上司が尊敬される
上司になれば、部下の作成した書類や、提案書をチェックする場面も多くなってくると思う。
いわゆる稟議書だ。
部下から上がってきた書類に、上司であるあなたが、捺印をする。
そして、あなたの上司も捺印し、やがて決済される。
だが、そんな稟議書が、後になって問題となる事がある。
そんな時に、その失敗の原因が、書類を作成した部下ではなく、チェックした自分にあると、ハッキリ言える上司を僕は尊敬する。
「そんなの当たり前だ」とあなたは思うだろうか?
だが、決してそんなことはない。
それは、上司になった途端に、自分の保身にばかり力を注ぐ人も多くいるからだ。
僕自身そういう人を数多く見てきた。
もちろん、こういうタイプの上司は尊敬されないし、部下もついてこない。
なぜなら、上司に責任が無ければ、稟議する意味が全くないからだ。
それは、形だけの自己満足である。
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しっかりと謝る事の出来る上司
人間とは単純なもので、少し偉くなったと思ってしまうのか、部下に謝る事が出来なくなる人がいる。
そういう僕自身も、恥ずかしながら、そういう時期があった。
だが、上司になっても自分が間違いを犯したときは絶対に謝るべきだ。
例えば、部下のミスに思わず強い口調で注意したとする。
もちろん、そんな場合によっては必要である。
だが、振り返ってみて、自分に非があると感じたなら、しっかりと謝ろう。
また、謝る時にはもちろん敬語だ。
ちなみに「ごめんなさい」と言える上司に僕自身は見たことがない。
これは、信頼関係を築くうえでとても大事な事だ。
なぜなら、「自分に非がある」と感じたときは、相手はその何倍も、あなたに不満を持っているからだ。
だが、しっかりと謝ることが出来れば、ある程度修復できる。
「謝る」という行為は、自分の上司より部下にこそ、本来は必要な事なのだ。
今後、そういう上司に出会ったら、それだけで僕は尊敬してしまうだろう。
最後は助けてくれる上司
上司になると、部下の仕事の分担を決める事もあるだろう。
だが、その仕事を上手く進められない部下もでてくる。
こんな時、ダメな部分だけを指摘しする上司は部下を育てる事が出来ない。
それは、個人には能力や経験の差というものが存在するからだ。
上司が行う仕事は、仕事の分担が一番の目的ではなく、その後スムーズに進める事が最も大事だ。
だから、上手く進められない部下には、具体的なヒントを伝え無ければだめだ。
時には、分担の見直しも必要だろう。
そうではなく、ただ役割分担だけをするのであれば、上司の意味は全くない。
仕事の分担をした後も、全体の進み具合、または問題点を改善する事が大事だ
当たり前のことかもしれないが、それが出来る上司を僕は尊敬する。
「当たり前の事」が出来る上司は意外と少ない。
だが、これが現実だろう。
たとえば、日頃から仕事を依頼する時に「これお願い」と言う上司と、「お願いします」という上司なら、どちらが良いだろうか?
上司だからと言って偉そうにしてはいけない。
この様な小さな積み重ねも、尊敬される上司になるポイントだろう。