【少年野球】初球打ち!打率を急激にアップさせる秘密とは?

初球をの甘い球をバッターが簡単に見逃す・・・・・
これは、野球で良く簡単に見られるシーンだ。
僕の息子は少年野球に入団していたが、あまり打撃が良い方ではなかった。
だが、ある方法を身に付けてから、打率が急激に上がり始めた。
2割台だった打率が3割3分まで上昇したのだ。
そして卒団する時には、チーム内で、2位の成績を収めた(全国大会出場した強豪チーム)
その方法とは何か?
それは初球打ちである。
少年野球で初球から打ちに行くバッターは、あまりいない。
初球で、ボールのスピードを見ている人もいるだろう。
だが、簡単にストライクをとられるのは実にもったいない事だ。
特に甘い球であればなおさらだ。
打者はツーストライクに追い込まれると、力を発揮する事が難しい。
それは、カウントだけでなく気持ちも追い込まれるからである。
またピッチャーの立場から見ると、初球から振ってくるバッターの方が怖さを感じるものだ。
初球打ちが有効であるのは、プロの世界でも証明されている。
2014年のデータだが、プロ野球では初球打ちは、最も打率が高く0.336を記録している。
ここでは、初球打ちが打率を急激にアップする理由をまとめてみた。
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目次
初球打ちは思い切りスイングできる
初球打ちの1番の良い所は、思い切りスイングできる点である。
理由は、かんたんである。
それは追い込まれていないからである。
ここでの「追い込まれる」はカウントとしての意味と、気持ちの面と2通りを指している。
バッターは2ストライクと追い込まれると、気持ちに余裕がなくなるものだ。
だから思い切りスイングするのことが出来なくなる。
なぜならバッターが三振したくないという気持ちになるからだ。
ベンチから「思い切り振って三振してこい」という声をよく聞くが、これを実行するのは難しいものだ。
だから、追い込まれると中途半端なスイングしかできない事が多い。
中途半端なスイングだと、当然ヒットを打つ可能性が低くなる。
たしかに、バットに当てれば、エラーの可能性もあるだろう。
だが、相手のエラーで塁に出塁したとしても、長い目で見れば打率が上がる事はない。
打率を急激に上げる為には、バットの芯でとらえる確率を高める必要があるのだ。
その為には、初球から甘い球が来たらしっかりとスイングする事が必要だ。
追い込まれる前に、自分のスイングをしよう。
繰り返しになるが、初球から積極的に打ちにいく事が大事なのだ。
打席に入り、甘い球が自信をもって初球打ちをする。
これが、打率を急激にアップさせる為に必要なひとつのポイントである。
追い込まれるとボール球に手をだしてしまう
少年野球の試合でよく見る三振のパターンがある。
それは、
- 初球 ストライク 甘い球を見逃し
- 二球目 ストライク ファール
- 三球目 ボール球に手を出し空振り
というパターンだ。
応援している親から見ると、何でいつも同じパターンなのか?と不思議に思うだろう。
だが、打者はカウントによって気持ちが変わってくるのだ。
例えば、ノーストライクや、1ストライクの時なら、手を出さないボール球でも追い込まれると手を出してしまうのだ。
それは、気持ちが追い込まれているからである。
これは少年野球だけではない。
プロ野球選手でも同じなのだ。
プロ野球の解説者が、フルカウントで「ボール球を投げる事が出来れば、振ってくれるのですが」と言っているのを聞いたことがあるだろう。
これは、追い込まれたらプロのバッターでも、ボール球を振ってしまう事を意味している。
当然、バッターはボール球をヒットに出来る確率は低い。
プロ野球選手でさえ、追い込まれると平常心を保てないのだ。
小学生だと、より平常心でいる事が難しいだろう。
だから、初球のストライクを打ちにいく事がとても大事になってくる。
自分を信じて積極的に初球から打ちにいこう。
空振りしてもいい。
ファールでもいい。
なぜなら、それは見逃した、ひとつのストライクと同じなのだ。
だから、初球打ちをしていこう。
それが出来ればあなたの打率は、急激にアップするだろう。
初球は甘い球がくる
勝負球・・・・これは追い込んだ時に、投手が投げるボールの事だ。
ピッチャーは、追い込むと一番力を入れて投げてくる。
それは、三振を取りに来るからだ。
逆にいえば、追い込まれる前の方が、打ちやすいボールがくることが多いのだ。
特に初球から、力を入れて投球するピッチャーはあまりいない。
それは、ピッチャーが「初球はストライクが欲しい」「初球は振ってこないだろう」と考えているからだ。
このピッチャーの気持ちを利用しない手はないだろう。
初球打ちをしてアウトになると「簡単に終わってもったいない」という人がいる。
だが、本当は自分のスイングが出来ずに終わる方が、もったいないのだ。
もちろん、ピッチャーのコントロールが定まっていない時などは別の話だが・・・・・・
プロ野球では初球打ちをした場合の打率は、ほとんどの選手が高い。
そして追い込まれてからの打率はほとんどの選手が低いものだ。
これは、少年野球でも同じだろう。
だから、初球からスイングする事が大事なのだ。
初球でボールのタイミングを計っている選手もいるだろう。
だがそれは、ネクストやベンチで行おう。
タイミングを計る為に、1つストライクを犠牲にしては、ヒットを打つチャンスが少なくなる。
気持ちに余裕があるうちに、自分のスイングをする事は、打率を上げる為に大切なのだ。

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⇒【少年野球】外野手 上達する為に必要なたった3つの事とは?
初球を打たれたピッチャーの気持ち
バッターには、あっさりと凡退したくないという思いがある。
そして初球打ちをして凡退した場合、ピッチャーの投球数が少なくなるというデメリットもある。
また、ファーボールの数も減るだろう。
少年野球では、ファーボールの数が多いのも事実だ。
だが少年野球でも、地区大会を突破する程のチームになれば、少なくなる。
投球数に関しても、強豪チームは、複数の好投手がいるのであまり関係ないのだ。
だから、初球の甘い球を見逃してはいけない。
スイングする準備を最大限に高めよう。
さらにピッチャーの立場からだと、初球をヒットされるとショックを受けるものだ。
なぜなら、次の打者から「初球も甘い所には投げられない」という心理が働くため為だ。
それが精神的な疲労にも繋がる。
甘い球を見逃して投球数を稼ぐよりも、初球打ちしてヒットを打った方が与えるダメージは大きいのだ。
初球打ちには、そういった効果もある。
ピッチャーの気持ちに余裕がなくなると、コントロールが定まらなくなるだろう。
そうなれば、ヒットを打てる可能性がさらに高まるのだ。
⇒【少年野球】 一番バッター 試合の流れを決める大切な3つの事とは?
初球打ちに大事なのは自信である
初球打ちを成功させるために必要な事・・・・それは自信である。
その自信を付けるためには、素振りなどの基礎練習をしっかりと行うしかない。
もっといえば、練習をしっかりと行わなければ、初球から思い切りスイングする事は出来ないだろう。
だが練習を積み、初球打ちを出来る様になれば大きな武器になる。
あなたが相手の投手から、「初球からしっかり振ってくるバッター」・・・こう思われたら、しめたものだ。
なぜなら投手は初球から、コースを狙い神経を使うため、ファーボールの可能性が高くなるからだ。
僕の息子はチームの方針で、初球はバントの構えなどをよくさせられていた。
これは、勝つためには必要な一つの作戦だろう。
だが、僕がピッチャーであれば、バントの構えよりも、初球から積極的にスイングする打者の方が怖さを感じる。
また監督からのサインで、初球打ちが出来ないケースもあるだろう。
その場合は、練習で監督にアピールする必要がある。
そのアピールが成功したら、バントのサインは出ないだろう。
そうなれば、初球からどんどんスイングし、打率をアップさせるチャンスだ。
⇒【少年野球】低学年でもヒットが打てるバッティングの方法とは?
初球打ちが大切・まとめ
初球打ちをするには、自信を付ける事が必要だ。
そして、自信を付けるためには、練習するしかないのである。
初球打ちを行える自信がついたら、打率を3割に上げる事を一つの目標にしよう。
それが、クリアできたなら3割3分3厘だ。
これは、3打席のうち、1本ヒットを打てばクリアできる数字だ。
もちろん、簡単ではない。
だが、しっかりと初球から自分のスイングが出来れば可能なはずだ。
自信をもって初球打ちを行ってほしいと思う。
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