イチロー9人のチームと大谷9人のチームではどちらが強いのか?

もしも同じ選手が、9人揃ったらどのチーム。
すなわちどの選手のチームが強いのか?
北野武さんは、これに当てはめ良い選手を評価するという。
もちろん、現実にはあり得ないチームだが、考えるだけでワクワクする。
たが、全てのポジションをこなせそうな選手は意外にも少ない。
北野武さんは、ミスターこと長嶋茂雄さんと、イチローを例に出していた。
ここに、一人加える事の出来る日本人選手が出てきた。
それは大谷翔平選手である。
何といっても、現実に二刀流で結果を残している。
では、イチロー9人のチームと、大谷翔平9人のチームではどちらが強いのか?
僕は、それでもイチローが勝利すると思う。
その根拠について、様々な面からまとめてみた。
なお、イチロー選手は安打記録を更新した時の状態。大谷選手は、2018年シーズンの時の状態とする。

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内野
内野の守備に関しては、イチローが優っているだろう。
肩の強さは両者譲らず。
だが守備範囲の広さではイチローに分がある。
特に、ショート、セカンドなどの俊敏さが要求されるポジションでは、外野手として培われた打球反応でイチローが勝るだろう。
ただ、身長が高い選手が適するファーストは大谷選手の方が適しているだろう。
外野
外野手も、もちろん本職のイチローに分がある。
大谷も日ハム時代に外野手を守っていたが、守備範囲ではイチローには及ばない。
ただ、イチローの代名詞レイザービームは、大谷も使えることは間違いない。
ピッチャー
ピッチャーは、もちろん大谷が勝る。
その速球もさることながら、変化球も一流であることをメジャーで証明してみせた。
一方、イチローもピッチャーとして甲子園出場を果たしている。
また、メジャーでもピッチャーとして登板し、146kmのストレートを披露し、メジャーリーガーを驚かせた。
だがいまやメジャーでも投手としての実力を証明した大谷投手。
流石のイチローでも、大谷相手では3割をキープする事は難しいだろう。

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走塁
単純な足の速さならさほど違いがないだろうが、打ってからの一塁到達にかかるタイムはイチローの方が速い。
バットにボールが当たってから、走り出すまでが速いのだ。
そのスピードが、あの内野安打を可能にしたのた。
また、盗塁でも、タイトルを獲得した事もある、イチローに分がある。
長打の大谷、単打のイチロー
もっとも、大事な打者としてどうなるか?
打者としては、ピッチャーとして本職の大谷選手を相手にするイチローが分が悪い。
だが、大谷もイチローがピッチャーをしても、4割を超える打率や、毎試合ホームランを打てる訳ではない。
それは、野球というスポーツが打者が圧倒的に不利なスポーツであるからだ。
そしてイチロー選手であれば150キロ近いスピードボールと2.3種類の変化球を使いこなせるはずだ。
コントロールについては、外野からの送球を見ると容易に想像できる。
イチロー対大谷のまとめ
イチローと大谷の対戦では、イチローがシングルヒットと盗塁で攻めるのに対し、大谷は、ホームランを含めた長打で攻める事になると思う。
ホームランが出ると大谷が勝つ可能性が出てくるが、それよりイチローのシングルヒットが出る確率の方が高い。
なぜなら、イチローは、ミート出来なくても内野安打になる可能性が高いからだ。
一方の大谷は、大谷シフトからも分かるように、打球方向がライト方向に偏っている。
イチローがノーアウトから出塁すると、盗塁で、二塁に進まれるだろう。
そうなれば、送りバントで進塁打でワンナウト三塁。
あとは、外野フライか内野ゴロを打てれば一点が入る。
だから、大谷の実力をもってしても、イチローチームの方が強いと思うのだ。
この様に考えると、内野安打と盗塁という組み合わせは、派手さはないが実に効果的な攻撃だと言う事がわかる。
もちろん、この対決はテレビゲームの中でしか実現しないが想像しただけで楽しいものだ。
最後に、イチロー選手への敬意と、大谷選手の今後の活躍に期待したいと思う。
✔最後まで読んでいただき、心より感謝いたします。
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