コンビニ 限界説を考える・・365日24時間営業の行きつく先は?

最近、コンビニ限界説という言葉を耳にする様になってきた。
皆さんの生活の中にコンビニは無くてはならない存在だろう。
自宅の近くのコンビニには一日に数回行くという人もいるはずだ。
それだけ、便利であり、常に進化している。
だが、ここまで便利になった反面、コンビニのスタッフの業務は大変になったと思う。
一部のコンビニは24時間営業を廃止したそうだ。
この動きはこれから、どんどん加速するだろう。
なぜなら、一昔前とは異なり、人材の確保が難しいからだ。
また、大手百貨店も正月に休みを入れるなど、従業員への待遇改善も始めている。
それが、コンビニだけ時代に逆行して365日、24時間営業を進める事は出来ないだろう。
ここでは、コンビニの限界について考えてみた。
コンビニはスペースが限られている
今はインターネットで買い物をした商品を受け取ることが出来る。
また、レジ横の揚げ物などの調理もレジの後ろで行っている。
コンビニを利用するたびに、「一体どういう風に管理しているのだろう?」と感心してしまう。
決して広いとは言えないスペースで、あれだけのサービスを行っているのだから、今でも恐らく限界に近いと思う。
一部のコンビニでは、インターネットによる注文の受け取りを廃止した所もあるという。
コンビニというスペースが有限である限りこうしたサービスの廃止は今後も続いていくと思う。
ドラックストアの台頭
最近はドラックストアが大幅に勢力を伸ばしている。
そして、売っている商品もコンビニに比べて圧倒的に安い。
また、販売スペースが十分に確保されているため、品ぞろえも豊富だ。
コンビニの売りの一つでもある弁当に関しても、ドラックストアも徐々に進出してきている。
こうなってくると、コンビニが勝っているのは、24時間経営という点と、PB商品の二点だ。
他にも、ATMやチケット受け取りサービスなどもあるが、このサービスもドラックストアが導入しない保証はない。
何より、薬剤師がいるドラックストアは、薬を販売しているというのが最大の強みだ。
僕は、最近は近くのコンビニに行く回数が減り、ドラックストアに行く回数が増えたが、同じような人も多いと思う。
365日24時間営業について
コンビニは利用する側にとっては、とても便利だ。
あらゆる商品や、サービスが揃っている。
今や、コンビニさえあれば、生活に支障がでない所まで充実している。
だが、その分従業員の負担は相当に重くなっているはずだ。
日本は、少子化により年々働く事の出来る人口が減っている。
その中で、コンビニを経営する上での人材を確保する事は、容易ではないはずだ。
一昔前であれば、【コンビニのバイト】といえば比較的楽なアルバイトというイメージがあった。
だが、今は次から次に導入されるサービスで、誰の目から見ても簡単そうには思わないだろう。
だからといって、コンビニは本社に売上のマージンを支払う訳だから、時給も簡単には上げられない。
こうなってくると、店長や正社員が長時間労働を強いられる事になる。
コンビニを経営したい人も減ってくるだろう。
また、日本人の人材の確保が難しくなれば、外国人をより多く採用するだろう。
だが、外国人の方が、言葉の違いからサービスに対応していくのは大変だと思う。
それどころか、外国人もコンビニで働く事を近い将来に敬遠すると思う。
今は土日休みの企業が多く、労働時間も以前から見ると大分改善されてきた。
その中で、365日休みがなく、その人材の多くをアルバイトで担っている。
これは、時代に逆行している現象であり、改善が迫られる時期が出てくるはずだ。
そもそも、24時間体制を簡単にやめられないのは、コンビニが飽和状態にあるからである。
他社よりも少しでもお客様に選んでもらう為に、時間を短く出来ないのだ。
だら、コンビニの365日24時間営業は、すでに限界にきていると感じる。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。