MVP男 読売ジャイアンツ 丸選手はなぜファーボールが多いのか?

2017シーズン、2018シーズンと連続してMVPを獲得
そのバッティング技術もさることながら、守備も一流。
2018にFAで広島から巨人に移籍した、丸選手である。
丸選手には、打率、打点、ホームラン以外にバッティングである特徴がある。
それは四球の数が多いという事だ。
強打者であれば、ピッチャーが警戒しファーボールも多くなる。
だが、丸選手の場合はそれだけではない。
その四球の数は、2014.2015.2018シーズンで一位を獲得している。
特に2018シーズンでは129個を獲得しており、
1 王貞治(巨人)158個 1974年
2 王貞治(巨人)142個 1966年
3 王貞治(巨人)138個 1965年
4 王貞治(巨人)130個 1967年
5 丸佳浩(広島)129個 2018年
上記の様に日本プロ野球史上、歴代5位の記録をマークしている。
では何故丸選手はファーボールが多いのか?
その理由をまとめてみた。
丸選手には苦手なコースがない
丸選手には、苦手なコースがない。
つまり、全てのコースをまんべんなく打つ事が出来るのだ。
強打者であっても、苦手なコースがあるバッターが多い。
その場合は、そのコースを中心にピッチングを組み立てることが出来る。
だが、丸選手の場合はそれが出来ないと言う事だ。
その結果、ピッチャーはより際どいコースで投球する事が必要になる。
だから、ボール球が増え、ファーボールの数も多くなるという訳だ。
また、丸選手はレフト方向にもホームランを打つ事が出来る。
だから、ホームランを打を避けたい場面でアウトコース一辺倒という訳にはいかないのだ。
苦手なコースがなく、逆方向にホームランを打てる丸選手
バッテリーにとって、とても神経を使う打者だと言う事が言えるだろう。
丸選手は選球眼がいい
丸選手はとにかく選球眼がいい。
ボール球に手を出す確率が少ないのである。
特に、高めのボール球を振っている姿を、あまり見た事がない。
また、丸選手はスイングを途中で止めることが出来る。
これは、選球眼の良さもさることながら、余裕を持ってバッティングしているからだろう。
坂本選手、岡本選手、菅野選手、丸選手優勝おめでとう🎉🎉🎉🎉 pic.twitter.com/XUjhoNyf3F
— ジュン (@SRJEmt7XPG9ZLDG) September 22, 2019
丸選手のバッティングフォーム
丸選手は少し、ベースから離れ、大きく開いた形でバッティングを行っている。
このバッティングフォームだと、外角が打てない様に見える。
だが実際は、外角のボールは思い切り踏み込んでスイングしている。
そして、内角は腕をたたんで見事にはじき返す。
丸選手はほとんどのケースの場合、大振りはしない打者である。
その為、空振りも少ない。
ボールをミート出来る確率が高いバッターなのである。
ファーボールが多い理由のまとめ
選球眼が良く、苦手なコースもない丸選手。
さらには大振りしないのだから、ファーボールが多いのも納得できる。
また、大振りが少なくてもホームランを打つ力もあるのだから、相手にとっては最悪である。
バッテリーが神経をすり減らし、ファーボールを出してしまう理由もわかる。
✔最後まで読んで読んでいただき心より感謝いたします。
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