原巨人はなぜ強いのか?誰もが真似できない3つの事とは?

2019シーズンの巨人は、見ていてワクワクする!
そう感じているファンも多いのではないだろうか?
2019シーズンの原巨人は強い。
9/21、5シーズンぶりの優勝を果たした。
巨人ファンではない人から見ると、「戦力的に優勝して当然」そう思うかもしれない。
だが、2018シーズンと比較すると、他球団から獲得した丸選手以外は、戦力にはなっていないのが現状だ。
それなのにリーグ優勝したのである。
それは、若手の台頭によるところが大きい。
特に、中川選手、桜井選手、若林選手がチームを支えている。
巨人ファンの方なら開幕の広島3連戦を見て、今年の巨人は違う・・そう感じた人も多いだろう。
それは、戦力的なものではなく、原監督の力量によりるところが大きいだろう。
大きなポイントとして
- 選手にチャンスを与える
- 選手を信頼する
- 余裕がある
この3点が挙げられるだろう。
もちろん、広島から移籍してきた丸選手の加入は大きいものだ。
だが、それ以上に原監督の采配や、言動が強さを決めている気がする。
それらを具体的にまとめてみた。

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原監督はチャンスを与える
原巨人が2019シーズンの開幕三連戦で、勝ち越すことが出来たのはゲレーロの活躍が大きい。
ゲレーロは過去にホームラン王のタイトルを獲得するなど実績は申し分ない。
だが、2018シーズンには高橋監督との話し合いを拒否するなど実力を発揮できないでいた。
巨人ファンであれば、「ゲレーロはもう使えない」そう思ったのではないだろうか?
ところが、原監督は決して見捨てなかった。
キャンプで直接指導を行ったのだ。
その結果、開幕第2戦、第3戦と連続ホームランを放つキッカケとなった。
さらに、開幕4戦目にもホームランを放ち、打率5割8分3厘、2本塁打、9打点と別人の様な活躍をみせている。
また、同じく開幕3連戦では、大江、桜井、中川、宮国と若いピッチャーにチャンスを与えた。
特に桜井、大江の両投手は2018シーズンは一度も登板していないのにも関わらずだ。
この大事な開幕3連戦にチャンスを与えられ発奮したように思う。
そして、一軍と二軍の入れ替えも頻繁に行っている。
投手陣では、何と全てのピッチャーが2軍を経験しているのだ。
ゲレーロの活躍に代表される様に、プロの選手でも監督から期待をされると嬉しいものではないだろうか?
原監督が選手を頻繁に入れ替えるのは、選手の競争意識を高める狙いがあるからだろう。
原監督は選手を信頼する
原監督は、選手に対する信頼には驚かされる。
それは、3/31広島戦でのことだった。
6回2アウトランナーなし、得点は3-2の場面だった。
先発の畠からサウスポーの戸根に継投したのだ。
確かに、バッターは左の阿部選手で、畠投手も疲れが見えていたのは事実である。
だが、戸根投手は実績はあるものの、2018年は登板なし、2017年にわずか6試合の登板と一軍の公式戦から離れていた選手だ。
その戸田選手をここで起用したのである。
ランナーはいなくも、差は1点。
普通なら、2018年も活躍した中継ぎで安全に行きたいところだと思う。
ただ、逆に言えばここで戸田選手が抑える事が出来れば、自信になるのは間違いない。
この采配こそ、選手を信用していなければ出来ない采配だと感じる。
原監督には余裕がある
原監督のベンチの姿を見ると、余裕がある様に見える。
それが垣間見えた場面がある。
それは、3/31広島戦。
3-2と巨人が1点リードしていた場面で、桜井投手の乱調でノーアウト1塁3塁とピンチを迎えた。
ここで、ピッチャーを中川投手にスイッチ。
本来であれば、8回という事もあり1点も取られたくない場面だ。
なぜなら、昨年広島は【逆転のカープ】と言われるほど、終盤での強さを見せていたからだ。
結果は、小窪選手のショートゴロ併殺打の間に同点にされてしまう。
この結果に原監督は、笑顔で拍手を送ったのだ。
まるで勝利を確信したかのように!
こういった、監督の様子は選手を安心させるのではないだろうか?
プロの選手と言ってもチームのリーダーは監督である。
その監督が拍手をしているとなると、選手も「よし行ける」という気持ちになると思う。
結果として、巨人は9回に3点を奪い、広島戦での勝ち越しを決める事となる。
その後の試合でも、ピンチになっても原監督は笑みを浮かべている事が多い。
そう、余裕があるのだ。
監督がベンチで、いつもピリピリしているのと、余裕をもっているのとでは雰囲気が変わってくるだろう。
その、雰囲気がチームに良い影響を与えていると思う。
また、2019.5.15の阪神戦。
菅野投手の大乱調で2回で5失点を喫した。
普通ならば、交代させる所だろう。
だが、6回途中まで投げさせた。
結果的には、10点を失い、敗戦の原因となった。
この采配には賛否両論あると思うが、菅野投手の立ち直りに期待しての事だろう。
日本のエースといわれる菅野投手でも打ち込まれる事もある。
原監督は、目先の1勝よりもエースにあえて試練を与えたように思える。
そして、首位を独走している時でも、「いずれ落ちてくる」とシーズン全体を見据えている。
実際に一時は二位と10ゲーム以上の差を付け独走状態にあったが、4.5ゲーム差まで迫られた。
これも、原監督の想定内という事だろう。
その余裕がチームを再び勢いづける源になるのだ。

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原巨人の強さのまとめ
原巨人の強さ・・・すなわち原監督の優れているところは、選手を生かす上手さにあるだろう。
それは、選手を信頼し、選手をやる気にさせる事だ。
もちろん、チャンスを逃せば容赦なく2軍に落とされる非情さももっている。
だが、去年の成績や先入観にとらわれず選手を起用している事は、選手に希望を与えるのではないだろうか?
2019年の日本プロ野球において、原監督の力量は他の11人のチームの監督より頭一つ抜けていると思う。
それは、読売ジャイアンツという一番注目を集める球団において、長年にわたり監督を務めた経験があるからだ。
原監督の経験こそが、巨人の強さの源なのだ。
最後まで読んでいただき、心より感謝いたします。
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