仕事 上司の評価を決める、部下への接し方とは?

あなたは部下にどんな接し方をしていますか?
社会人になると、まず始めは、仕事を教えてもらう事が多いだろう。
そして仕事に慣れてくると今度は教える立場になる。
また、自分が上の立場になれば、部下に対しての教育も必要になる。
部下の時の気持ちを忘れずに上司になれば、おそらく上手く指導できるだろう。
だが、多くの人が上司になった途端にに、部下だった時の気持ちを忘れてしまうのだ。
社会人になったばかりの時は、上司に不満ばかり抱いていただろう。
居酒屋でグチを言い合った事もあると思う。
だが、実際に上司の立場になると、あつかう仕事や責任も全く変わってくるのだ。
また、自分だけでなく部下の事も考える必要が出てくる。
確実に仕事の範囲は広がるのだ。
だから、十分に気を付けなければ、「部下の時の気持ち」は二の次になってしまうのだ。
そうならない為には、時々【部下だった時の気持ち】を思い出す必要がある。
それが出来れば、部下にしっかりと物事を伝えたり、教えたりする事が出来るだろう。
そうなれば、上司としての評価もあがるものなのだ。
ここでは、上司が部下への接し方として悪い例を2つあげてみた。
分からない所を確認すると怒る上司
「わからない事があれば聞いてくれよ」・・大抵の上司は仕事の指示をする時、こう言うだろう。
だが、実際に分からない部分を聞きに行くと、不機嫌そうに答える上司がいる。
このタイプは、教える事の出来ない上司だろう。
上司が不機嫌なのは「こんな事もわかならないのか?」と思っているからである。
だが、「こんな事」というレベルが上司と部下では違うのである。
それは、20年30年社会人を続けている人と、まだ社会人になって数年の人では当たり前の事だろう。
また、上司の指示がしっかりと伝わっていない場合も多い。
その場合は上司の責任だろう。
このタイプの人間は自分が話した内容が100%相手に伝わっていると思っている。
だが、実際は相手に何かを伝える事は、とても難しいものだ。
【伝わらない事の方が多い】そう思っておいた方がいいだろう。
そして、この様な対応を上司に取られると、部下は聞きづらくなるものだ。
そうなると、部下が進めた仕事は、上司が意図していたものと違うものになってしまう。
そして上司がまた怒り出す。
まさしく、負の連鎖である。
これではスムーズに仕事が進むはずもない。
上司の評価も下がる一方だろう。
だから、部下への接し方はとても重要なのだ。
そして、それを決めるのは全て上司の態度である。
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自分の非を認められない上司
なぜ上司は、部下に指示する事が出来き、給料が部下よりも高いのだろう?
それは、個人的な仕事の能力もあるが、部下が失敗をした時に責任をとる必要があるからだ。
だから、日頃の業務の中で、部下に指示する権限を与えられている。
だが、上司と言ってもミスを犯すことはある。
それ自体は全く問題ないだろう。
問題なのは、そのミスを上司が認めるかどうかだ。
繰り返すが言葉を伝えるのは本当に難しい。
上司が十分に説明しないと、部下にしっかり伝わらない事が往々にしてある。
そして、大事なのは上司が何を言ったのかではなく、部下がどう受け止めたかである。
自分がしっかり説明した気になっていても、部下に届いていなければ意味がないのだ。
だから、一度指示しても途中で、仕事の進捗を確認する必要がある。
また、指示は同じ内容でも【誰が言ったか?】で大きく変わる場合も多い。
例えば、あなたは嫌いな上司から指示を受けたら、その内容を真剣に聞くだろうか?
もちろん、仕事なので聞かなければならないが、「仕方なく聞く」という感じになるだろう。
逆にお世話になっている上司からの指示は、「真剣に聞く」だろう。
これは、多くの人が同じだと思う。
仕事では、建前上は「好き・嫌いがあってはならない」
おそらくそれは、正論であろう。
だが、実際には好き嫌いがあって当然だ。
そして、その差を生み出しているのは、上司の部下への接し方なのである。
まとめ
上司は、部下の悪い所を指摘する役割もある。
だから、嫌われやすい立場かもしれない。
だが、しっかりと【部下の立場】になって接する事が出来れば、その想いは届くものである。
そして部下に想いが伝われば、仕事はスムーズに進むはずである。
そして上司の評価も上がるだろう。
逆に自分の事ばかり考えている上司は、部下からすぐに見透かされてしまうだろう。
仕事を円滑に進めるうえで、部下への接し方はとても大切な事だと思う。
✔最後まで読んでいただき、心より感謝いたします。
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