働き方改革?なぜブラック企業はなくならないのか?

【働き方改革】・・・・・俺には関係ない!
そういう人も多いのではないでしょうか?
働き方改革が叫ばれる中、それでもブラック企業は無くなっていないのが現実である。
では、なぜブラック企業がなくならないのか?
それは一番は経営者の問題だろう。
【働き方改革】を他人ごとに捉え、法律で定められた労働条件を無視しているからである。
ブラック企業の経営者が決まって言うセリフがある。
それは、「法律を守っていたら経営が成り立たない」だ。
そういう会社に限って【役員報酬を高く設定】していたりする。
100歩譲って法律を守っていたら、会社が成り立たないとしよう。
そうであれば、その会社はすでに破綻しているのだ。
それをしっかりと自覚してほしい。
ここでは、ブラック企業がなくならない理由をまとめてみた。
経営者が【働き方改革】を無視している
どんな小さい中小企業の経営者でも、法律の改定くらいは認知しているだろう。
だが、それを自分の会社の事だと考えるかどうかは、別の話だ。
ブラック企業の経営者は、都合の悪い事は【他人事】の様に考えてしまうのだ。
だから、知っていても何も変えようとはしないのだ。
それどころか、勝手に【大企業が行う事】と自分で解釈してしまう。
これは、本当に困ったものである。
【時間外手当】を正しく支給したら会社が成り立たない!
そう考えている経営者も多い。
法律で定められた労働条件で、労働者を雇用できなければ、経営者失格である。
そして、本当に会社が成り立たないならば、それは経営者が無能だからである。
⇒【ブラック企業 体験記】僕が体験してきた事 全て実話です!!
経営者が従業員の思考をする
【働き方改革】という言葉は当然、従業員の耳にも入る。
そこで、「自分の会社は違反しているのではないか?」そう思う人もいる。
だがブラック企業の経営者は、そういった従業員の思考を操作してしまうのだ。
具体的には、会議で【もっと過酷な会社がある】とか【あれは大企業だけだ】と刷り込みを行うのだ。
たしかに、ブラック企業であっても、もっと労働条件が悪い企業もあるだろう。
だが、それを比べてどうなるというのか?
逆に言えば、労働条件の良い企業はいくらでも存在する。
労働者の考えを操作する事は、【悪】以外の何物でもない。
従業員が昔からの慣習に流されている
【働き方改革】が浸透しない原因のひとつとして、一部の従業員が原因の場合もある。
それは、その企業に長く務めている従業員だ。
新しく入社した若い従業員は、労働条件が守られていないと、すぐに反応することが出来る。
だが、古株の従業員がそれを抑え込んでしまうのだ。
古株の従業員は、労働条件が守られていない事が【当たり前】になっている。
そして、多くの人がそれを変えようとしないのだ。
だから、新入社員から意見が出ても、それを丸め込んでしまうのである。
そうして、ブラック企業の悪しき社風が出来上がっているのである。
⇒【ブラック企業あるある】従業員の事を考えてない、いくつかの事!
ブラック企業がなくならない理由のまとめ
ブラック企業がなくならないのは、権力をもつ経営者によるところが大きい。
だが企業そのものに、昔からの【長く働く事=良い事】という概念が残っているのも理由の一つだ。
政府が【働き方改革】を推進するのならば、【ブラック企業の撲滅】に力を入れるべきだ。
具体的には、労働基準監督署により権限を持たせるのだ。
そして、調査に違反している企業には厳しい罰則を与えてほしい。
そういった事がないと、日本からブラック企業がなくなるのは、はるか先の事になるだろう。
最後まで読んでいただき、心より感謝いたします。
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