読売ジャイアンツ 桜井投手の凄み ドラフト一位の3年目の覚醒とは?

腕がもぎ取れそうな豪快なピッチングフォーム。
その姿からは、悲壮感すら感じさせる。
2015年読売ジャイアンツ、ドラフト1位、桜井俊貴投手である。
2019年の桜井投手はドラフト1位の名に恥じぬ活躍を見せている。
その活躍を認められ、ローテーションの一角を担っている。
成績は7勝3負 3.81である。(2019.8.28現在)
順調に上り詰めてきたわけではない。
一軍初登板の際に怪我をしてから、どん底の経験をした。
三軍に所属していた時は、東京大学に打ち込まれたこともある。
一時は巨人ファンの間でも【忘れられた存在】になっていただろう。
それは、仕方がない事だ。
なぜなら、ドラフト一位で入団した選手でも、全く活躍できない選手が数多くいるからだ。
だが、桜井投手は一軍に帰ってきた。
そして、周囲を納得させる活躍を見せている。
では、桜井投手はなぜ活躍しているのか?
それを3点にまとめてみた。
迫力あるピッチングフォーム
2019年シーズン、桜井投手のピッチングフォームは依然とは明らかに変化している。
具体的には、投球した後に、右足が前に跳ね上がっているのだ。
その迫力あるフォームは【腕ごと投げている】ように見える。
では、桜井投手はなぜピッチングフォームを変えたのか?
それは、ボールの球威をより強くするためだ。
元巨人のエース上原浩二さんのフォームを参考にしたという。
桜井投手のピッチングフォームはお世辞にも綺麗とは言えない。
だが、その表情からは、他の選手よりも鬼気迫ったものを感じる。
それはTV画面からでも、感じる事が出来る程だ。
ドラフト1位で入団しながら、怪我でどん底をみた桜井投手の意地がそこにある。
桜井投手のピッチングからは【打てるなら打ってみろ】というメッセージを感じる。
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内角・外角のコントロール
桜井投手の最大の強みは、バッターの内角に投げ込む事が出来る点だろう。
これは、攻める気持ちがないと出来ない事だ。
なぜなら、内角への投球は長打を打たれるリスクを伴うからである。
そして外角一辺倒のピッチングだとバッターに読まれやすくなる。
だから、内角に投げ込む事が必要なのだ。
また、桜井投手は外角のコントロールも抜群である。
内角のボールでバッターをのけぞらせ、外角で三振に取る事が出来る。
この、内角、外角のコントロールが桜井投手の凄さの一つである。
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桜井投手の粘投を打線が援護し3連勝!12安打8得点で7カードぶりの勝ち越し
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桜井投手のカーブ
桜井投手はカーブ、スライダー、チェンジアップ、スプリットの変化球を持っている。
その中でも、カーブのコントロールが素晴らしい。
カーブは、相手打者のタイミングを外すのに有効なボールである。
また、ピッチングを組み立てる中で緩急を付ける事ができる。
だが、高めに浮いてしまえば、危険なボールでもある。
桜井投手は、カウントを取るだけでなく、決め球にもカーブを使っている。
カーブを3球続ける事もある。
それは、コントロールに自信を持っていなければ出来ない事だ。
そしてカーブが、150km近いストレートを生かしているのである。
桜井投手の凄みのまとめ
桜井投手はプロ入りしてすぐに怪我をしてしまい、3軍でプレーしている。
だが、その逆境を乗り越えた事が桜井投手の強さに繋がっているのだと思う。
なぜなら、12球団を通しても、気迫あふれるピッチングをする投手はいないからだ。
プロ野球選手が、才能に恵まれた人の集まりだとしても、気持ちがプレーに関係する事はあるだろう。
桜井投手のピッチングをみるとそう強く感じる。
最後まで読んでいただき、心より感謝いたします。
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