【筒香嘉智】成績よりも素晴らしい野球に対する考え方とは?

日本の4番は誰か?
そう聞かれて、誰を思い浮かべるだろう?
何人かの候補がいるが、DeNaの筒香嘉智もその中の一人だろう。
筒香選手はプロ野球界において、トップクラスの長距離打者だ(2019.8.16)
侍ジャパンでも何度も4番を務めてきた。
その筒香選手の魅力は野球の実力だけではない。
野球に対する考え方も素晴らしいのだ。
ここでは、その点についてまとめてみた。
高校野球は勝利が全てではない
筒香選手は、記者会見で甲子園を中心とした【勝利至上主義】の在り方に疑問を投げかけている。(2019.1.25)
その一番の理由は、選手のケガをする確率があまりにも高いからだ。
筒香選手は、「甲子園は部活動の場」と発言している。
当たり前の話ではある。
だが、甲子園に出場すると全ての試合が全国放送され、活躍すると全国に名前が響き渡る。
だから【部活動とはかけ離れた場所】というイメージを受けるのも確かだ。
高校生が「甲子園に出場して活躍したい」こう夢を持つのは悪い事ではない。
だが、その事だけに全ての力を捧げるのが正解なのだろうか?
他の事を犠牲にしても良いのだろうか?
この点に踏み込んだ、筒香選手の野球に対する考え方は素晴らしいと感じる。
少年野球のお茶当番
少年野球では、お茶当番という係がある。
これは、選手の母親が交代でお茶を用意し、練習に付きそうものだ。
時には、怪我をした選手の手当ても行う。
息子のチームでもお茶当番があったが、とても大変なものだった。
今は共稼ぎの家庭が当たり前の時代である。
休日に、買い物や雑用の予定を入れる場合もあるだろう。
それが、【お茶当番】になると一切出来なくなるのである。
いくら子供の為とはいえ、厳しいものがある。
このお茶当番についても、筒香選手は行動をおこしている。
筒香選手がスーパーバイザーを務める堺ボーイズで、お茶当番に対する不満を聞き、廃止を決めたのだ。
筒香選手は、【勝利至上主義】ではなく、野球を楽しめる環境を作ろうとしているのだ。
⇒【バドミントン 桃田選手】世界ランキング1位より価値のある人間性とは?
筒香選手の人間性・まとめ
筒香選手は
- 甲子園の在り方
- 少年野球の親の負担
以上の2点を通じて、野球を楽しめる環境を作る事を目指している。
極端に言えば、少年野球で親が全面的に協力し、甲子園で大活躍しても選手の人間性が育っていなければ、あまり意味は無いだろう。
反対に、甲子園に出場出来なくても、野球を通じて心身共に成長出来れば素晴らしい事だろう。
最後まで読んでいただき、心より感謝いたします。
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